Nginx サーバ構築の記事を書いていたとき、躓いた点をまとめた記事にて、「これまでの記事で一部の説明を省略しているので、また書きます」と書きながら、全く書いていませんでした。
CentOS 7、Nginx で WordPress 構築の個人的な課題
改めて記事にするような内容でもないのですが、せっかくなので新しく記事を立てて書こうと思います。
といっても、当時私が何を「あとで書こう」と思ったのか思い出しながら…ブックマークを見る限り、小ネタ系「やっておいて損はない」程度のものだったと思います。
時刻合わせ
さくらのクラウドのサーバの時刻は、サーバ作成直後は大きくズレています。
それを修正するために Chrony をインストール。
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$ yum install -y chrony |
起動して、自動起動設定を行います。
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$ systemctl start chronyd $ systemctl enable chronyd |
これで時刻が修正されます。
同期するNTPサーバを追加・変更したい場合
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$ vim /etc/chrony.conf # Use public servers from the pool.ntp.org project. # Please consider joining the pool (http://www.pool.ntp.org/join.html). server 0.centos.pool.ntp.org iburst server 1.centos.pool.ntp.org iburst server 2.centos.pool.ntp.org iburst server 3.centos.pool.ntp.org iburst . . . (省略) |
ここで、お好みのNTPサーバを追加、あるいは既に設定されているNTPサーバを変更できます。
iburstを指定すると、短い間隔で4回問い合わせをするため、妥当性の判断と同期が早くなるそうです。
Nginx ステータスコード 444
Nginx は、バーチャルホストを使用している場合、server_nameで指定していないURL(このブログだったら、hoge.mokeco.in とか)、が入力されると、マッチしないはずの情報が返ってきてしまいます。
hoge.mokeco.in と入力したら、www.mokeco.in が返ってきた、ということが起こりうるということです。
これを防ぐために、Nginx は存在しないホストが入力された場合に「何も返さない」という設定を行うことができます。
それが、ステータスコード「444」です。なんか、響きがカッコイイと思うのは私だけでしょうか(笑)。
この設定をすると、ホストが Nginx 上に設定してあるどの情報ともマッチしなかった場合の最終的にたどり着く情報となるため、 server_name に使用されるはずのない文字列を使用して “return 444;” と記述することで「切断」するようになっています。
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server { listen 80 default_server; server_name _; return 444; } |
あとがき
何かの記録を記事にするときは、間を置かずに書くべきですね。少なくとも下書きで「何を書くつもりか」見出し程度は書いておくべき。でないと、「あれ、このときどうだったかな?」と振り返れなくなります。。。
また小ネタ系の記事を、当時を振り返りつつ(?)書いていけたらいいなと思っています。
ただ、こういうものはその時どきによって随時、臨機応変に対応するものなので、またイチから構築ということになった際にはそのときの対応がものを言うと思います。この記事は、参考程度で(←自己正当化)。
cron がうまく動いていない疑惑などまだ残っている課題もあるので、そこも片付けないと。。。